看護部

看護部について

岡田 知子 CHIKO OKADA
看護部長

ご挨拶

 当センターは1952年に開院後、肺がん・感染症を含むあらゆる呼吸器疾患とアレルギー疾患における大阪府の基幹病院として専門性を発揮してきました。近年は医療を取り巻く環境の変化の中で、より地域に密着し地域ニーズに応える病院となるため、救急医療や一般診療の拡大に取り組んでいます。 看護部の強みは、その専門性の高さと、看護部の理念である「誠意と温かみのあるやさしい看護」の提供だと思っています。まだ酸素をつけて生活をすることが珍しかった時代から在宅酸素療法を取り入れ、がん分野においては治療だけでなく早くから緩和ケアに取り組むなど、常に患者さまの生活を意識して「その人らしさ」を大切にしたケアを実践してきました。また、全国に先駆け看護専門外来を開設したり、専門・認定看護師や小児アレルギーエデュケーターを地域に派遣するなど、院内だけでなく地域全体の質向上に向けても様々な活動を行っています。
 また、より良い看護を提供し続けるために、次世代看護師の育成に力を注ぐとともに、ワークライフバランスやDiNQL事業(労働と看護の質向上のためのデータベース事業)に参加し、活き活きと働き続けられる職場作りにも取り組んでいます。
 これからも先輩たちが培ってきた歴史を大切にしながら新たな価値を創造し、患者さまは勿論のこと、職員・地域の方々からも「ここにきて本当に良かった」と言っていただける看護部を目指していきたいと考えています。

看護部理念

看護部理念

私たちは、誠意と温かみのある看護を実践します。

看護部基本方針

  • 安全・安心な看護を提供します。
  • 専門性の高い看護を提供します。
  • 業務運営の改善・効率化を目指します。

概要

病床数 426床
看護単位 14単位
看護提供方式 プライマリーナーシング
看護体制 7:1

看護の特徴

  • 呼吸器、アレルギー、がん、感染症の分野で専門性の高い看護を提供しています。
  • 専門性の高い看護師を中心に、チーム医療のファシリテーターとして活動を推進しています。
  • 地域の訪問看護ステーションや他施設と連携し、退院支援・調整に積極的に取り組んでいます。
  • 自施設だけでなく地域全体の医療・看護の質向上に向けて、研修会や事例検討会を開催しています。

看護体制

プライマリーナーシングとは

プライマリーナーシングとは、一人の看護師が一人の患者さまを入院から退院まで、責任を持って看護するシステムです。
プライマリーナース(担当看護師)は、一人で数人の患者さまを担当します。
勤務は三交替に組み込むため、直接的なケアは必要に応じて行いますが、通常はその日の受持ち看護師が行います。

病棟紹介

  • 1A病棟(産婦人科)25床(うちNICU3床)
  • 2A病棟(呼吸器外科・消化器外科・乳腺外科・婦人科・眼科)44床
  • 2B病棟(集中治療室)8床
  • 4A病棟(有料個室)25床
  • 4B病棟(有料個室)20床
  • 5A病棟(呼吸器内科・循環器内科・感染症内科)58床
  • 5B病棟(HCU)8床
  • 7A病棟(小児科・皮膚科)44床
  • 9A病棟(地域包括ケア病棟)44床
  • 10A病棟(肺腫瘍内科・婦人科・アレルギー内科)48床
  • 10B病棟(肺腫瘍内科・感染症内科・消化器乳腺外科・皮膚科)42床
  • 11A病棟(感染症内科)60床
  • 手術室

研究会

看護セミナー

第10回専門・認定看護セミナー

第10回専門・認定看護セミナーで、がん領域の認定看護師が担当しました。
終末期の患者さま、ご家族さまの思いやQOLを考慮しながら「看取りの看護」を開催し、看取り時の看護及び大切な人を失う家族への関わりも含めた講義と、エンゼルメイクの実践を行いました。

第10回セミナー資料

看取りの看護
─ 家族への関わりも含めて ─
緩和ケア認定看護師 岡田 由佳理