診療科・部門のご案内

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集中治療科

診療の特色

 1973年の開設以来、狭義の集中治療ではなく、多様な呼吸器疾患につきまとう急性、慢性の危機病態としての呼吸不全や生理学的な呼吸機能障害、能力障害、社会的ハンディキャップに対する広い意味での医療的な支援形成を行ってきた。したがって、IRCUを一つの拠点として急性呼吸不全や慢性呼吸不全急性増悪患者の救命集中治療にあたることは、重要ではあるがすべてではない。急性期にとどまらず、慢性期の治療とケア、リハビリテーション、在宅呼吸ケアなどと広がる有機的な全体をカバーしてきた。『包括ケア』というキーワードは、このような当科の実践から必然性を持って浮上してきた。
 そして、この10年余りでIRCU、一般病棟、在宅での人工呼吸が大きく変遷しつつある。1995年に侵襲的な気道確保(気管内挿管、気管切開)を行わず、マスクを用いて人工呼吸を行う非侵襲陽圧換気療法(NPPV)の導入以来、慢性呼吸不全急性増悪時の人工呼吸の第一選択がNPPVとなり、スタッフの習熟とともに、主に一般呼吸器病棟で導入を実施している。そのため、IRCUでの慢性呼吸不全急性増悪の人工呼吸の割合が減少し、相対的にARDSをはじめとする、急性呼吸不全などのより重篤な病態に対する呼吸・全身管理を要する患者の入室割合が増加傾向にある。

医療設備・検査

  • IRCU(6床)
  • 呼吸リハビリテーション(理学療法室)
  • 高分解能CT検査
  • 呼吸機能精密検査
  • 気管支鏡検査 〔びまん性肺疾患の診断のための気管支肺胞洗浄、経気管支肺生検法〕
  • 睡眠時呼吸障害検査〔終夜睡眠ポリグラフィー〕

診療実績(平成29年度年間症例数)

内訳 症例数

間質性肺炎、重症細菌性肺炎、
肺気腫などの急性呼吸不全

86例
重症肺結核、粟粒結核 21例
気管支喘息 6例
循環器内科 29例
肺がん 21例
呼吸器外科 227例
婦人科 70例
消化器外科 36例
重症感染症 19例
乳腺外科 33例
その他 21例

スタッフ紹介

医師名 職名 認定医・専門医・指導医
柏 庸三
(かしわ ようぞう)
主任部長

日本集中治療医学会認定集中治療専門医
日本呼吸器学会認定呼吸器専門医
日本内科学会認定総合内科専門医 

清水 一範
(しみず かずのり)
医長 日本内科学会認定医
金 成浩
(きむ そんほ)
医員

日本救急医学会認定救急科専門医
日本内科学会認定内科医
日本医師会認定産業医

臨床工学技師 2名    

その他

毎週金曜日 14:30~ カンファレンス