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リハビリテーション科

診療の特色

 呼吸器疾患に特化することで、より専門性の高い医療サービスを提供していくことを基本理念として、急性期から慢性安定期の患者にリハビリテーションを提供しています。

 そもそも呼吸リハビリテーションとは… 呼吸器の病気によって生じた障害を持つ患者に対して,可能な限り機能を回復,あるいは維持させるよう働きかけ,患者自身が自立できるように継続的に支援していくための医療です(呼吸リハビリテーションガイドラインより一部改変)。
 呼吸器疾患を有する患者様は呼吸困難や低酸素血症によって日常生活に支障をきたし,その結果,身体機能の失調や低下(ディコンディショニング)を招いてしまいます。それに伴い呼吸困難はより悪化し,更なるディコンディショニングを生じる悪循環に陥ってしまいます。




 当科ではこの悪循環を断ち切り,身体の負担を減らしながら可能な限り生活の質の高い人生を過ごして頂くことを目標として,効率の良い呼吸の方法や息切れの少ない動き方を習得,動くために必要な酸素吸入量の評価,運動能力を維持、向上するための運動療法などを指導しています。また,痰がうまく出せない患者様には排痰の指導なども行います(リハビリテーションプログラムは下記に紹介しています)。

医療設備・検査

厚生労働大臣がさだめる呼吸器リハビリテーション施設基準(Ⅰ)
身体所見や呼吸状態の評価、6分間歩行試験などの運動耐容能の検査や呼吸筋力評価などの身体機能評価を行い、個々に応じたリハビリテーションプログラムを作成します。

診療実績(平成28年度年間症例数)

呼吸器疾患患者のリハビリテーション実施人数  延べ 3,800人

主な対象患者

  • 肺気腫などの慢性閉塞性肺疾患(COPD),間質性肺炎,結核後遺症などの安定期慢性呼吸不全患者,および急性増悪後の患者
  • 気管支喘息などのアレルギー性呼吸器疾患患者
  • 肺癌などの胸部手術の術前・術後患者
  • 結核、肺炎などの感染性疾患患者
  • ARDS,重症肺炎などの急性呼吸器不全の患者(人工呼吸器装着患者)

スタッフ紹介

医師名 職名 認定医・専門医・指導医
森下 裕
(もりした ひろし)
主任部長

日本内科学会認定医
日本呼吸器学会専門医
日本医師会認定産業医 

 

療法士名 職種 専門・認定・資格

藤井 宏匡
(ふじい ひろまさ)

理学療法士 日本理学療法士協会 専門理学療法士(内部障害理学療法 呼吸)
相田 利雄
(あいだ としお)
理学療法士

日本理学療法士協会 専門理学療法士(内部障害理学療法 呼吸)
3学会合同呼吸療法認定士
呼吸ケア指導士(初級) 

中原 千里
(なかはら ちさと)
理学療法士  
森 茉唯
(もり まい)
理学療法士  
大黒 大輔
(おおぐろ だいすけ)
言語聴覚療法士

日本摂食嚥下リハビリテーション学会認定士

日本言語聴覚士協会 認定言語聴覚士(摂食嚥下領域)

一般的な呼吸リハビリテーションプログラム

  • 呼吸訓練(口すぼめ呼吸,横隔膜呼吸など)
  • 呼吸筋トレーニング
  • 胸郭可動域訓練・ストレッチング、呼吸筋ストレッチ
  • 運動療法(筋力、運動耐容能)
  • 患者教育・動作要領の指導
  • ADLトレーニング
  • 排痰法の習得           など


呼吸リハビリテーションの風景

呼吸訓練

 この写真ではお腹に重りを乗せた状態で口すぼめ呼吸と横隔膜呼吸を行っています。
 お腹を膨らませることを意識しすぎると、横隔膜呼吸ができなくなることが多いため、自然にお腹が膨らむ様にゆったりとした呼吸を指導いたします。

胸郭可動域訓練・ストレッチング

 胸郭の動きが制限されることで、胸郭が拡張しにくくなるため、より多くの呼吸努力が必要になります。胸郭を柔らかくすることで、呼吸に働く筋肉の過剰な活動を抑制します。


運動療法

 運動による換気需要量を軽減させることを目的として行われており、運動耐容能の低下(骨格筋機能の低下)、呼吸困難の増強、健康関連quality of life(QOL)の低下(不安・抑うつなど)の改善や軽減が期待できます。
 労作時に低酸素血症となる患者様の場合は酸素吸入を行いながら運動療法を行う方が望ましいです。

排痰法

 自身で喀痰がしにくい患者様や分泌物が多い患者、また術後合併症として起こりうる肺炎や無気肺の予防のために、分泌物のクリーニングを行うことで換気の安定や呼吸困難感の軽減、感染の予防を目的として指導させていただきます。