病理診断科

診療科の特色

  • 病理診断は各種検査、手術等で採取された病変についての確定診断となり、治療方針の決定に重要な役割を担っています。当科では2名の専門医が完全ダブルチェックを行い精度の高い診断を実践しています。
  • 治療に直結する腎臓や皮膚の蛍光免疫染色や肺癌のPD-L1免疫抗体染色、乳癌のコンパニオン診断などを早急な治療導入が可能となるよう院内で実施しています。
  • 地域の医療機関で病理検査が行われてから紹介された患者さんについては、再検査による負担を軽減し診断精度を上げるために、病理標本を持参いただき、当科で再度診断した上で適切な治療につなげています。
  • 日常診療の質向上のために、臨床各科と合同でカンファレンスを定期的に行っています。呼吸器内科、画像診断科とはびまん性肺疾患集学的合議(MDD)を月2回程度開催し、最適な治療の提供に寄与しています。
  • 当院で亡くなられた場合、治療法の妥当性検証や死因の徹底的な究明を行うために、遺族の承諾を得て病理解剖を行っています。担当科と当科を中心に病院全体で臨床病理カンファレンス (CPC)を開催しています。