診療情報管理室

特色

当センターは2016年に電子カルテを導入し、同意書などの紙文書もガイドラインに則ってタイムスタンプ/電子署名を施してスキャンすることで全記録を電子的に保存しています。それまで使用していた紙カルテ等は、1976年以降の外来診療録を約32万冊(うち他媒体は24万冊)・入院診療録を約5万冊、フィルム約2.4万袋を法令に基づき保管・管理しています。

診療情報管理室・診療情報管理士とは

診療情報管理室とは、患者さんの診療記録・診療情報を適切に管理し、そこから得られるデータ・情報を収集・加工・分析することで、病院運営・より良い診療を行うための指標・医学的研究等の情報源という形で患者さん・病院・医療をサポートする部署です。また、診療情報管理士とは、これらの業務を行う専門職です。

診療情報・診療記録とは

診療情報とは診療の過程で知り得た患者に関する全ての情報であり、この情報が紙や電子媒体に患者ごとに記録されたものを診療記録といいます。したがって、診療記録に記録されている診療情報は患者さんの継続的な医療はもとより、病院運営、医学的教育・研究、公衆衛生上大変貴重な価値を持った病院の財産といえます。診療情報管理士は、これらの情報を出来るだけ活用できるように管理しております。

業務内容

  • 記録、診療情報の精度管理
  • 退院サマリの早期作成推進
  • 退院患者の疾病分類
  • 臨床評価指標作成
  • 診療情報の抽出・提供、データ利用支援
  • 診療情報提供業務(カルテ開示)
  • 院内がん登録
  • DPCコーディングに関する業務
  • 電子カルテ内記録機能、診療情報管理部門システムの管理
  • 電子クリニカルパス管理と運用支援
  • スキャンセンターの運営
  • 紙媒体の診療録およびフィルムの管理

スタッフ紹介

スタッフ 診療情報管理室室長:片岡葉子副院長
診療情報管理士(常勤2名)
診療情報管理士(非常勤3名)
スキャンセンター事務7名