リハビリテーション科

診療科の特色

呼吸器疾患に特化することで、より専門性の高い医療サービスを提供していくことを基本理念として、急性期から慢性安定期の患者にリハビリテーションを提供しています。
そもそも呼吸リハビリテーションとは… 呼吸器の病気によって生じた障害を持つ患者に対して,可能な限り機能を回復,あるいは維持させるよう働きかけ,患者自身が自立できるように継続的に支援していくための医療です(呼吸リハビリテーションガイドラインより一部改変)。
呼吸器疾患を有する患者様は呼吸困難や低酸素血症によって日常生活に支障をきたし,その結果,身体機能の失調や低下(ディコンディショニング)を招いてしまいます。それに伴い呼吸困難はより悪化し,更なるディコンディショニングを生じる悪循環に陥ってしまいます。

当科ではこの悪循環を断ち切り,身体の負担を減らしながら可能な限り生活の質の高い人生を過ごして頂くことを目標として,効率の良い呼吸の方法や息切れの少ない動き方を習得,動くために必要な酸素吸入量の評価,運動能力を維持、向上するための運動療法などを指導しています。また,痰がうまく出せない患者様には排痰の指導なども行います。(リハビリテーションプログラムはこちらに紹介しています)