心臓血管外科

診療科の特色

  1. 当科は令和5年に新病院開設に伴い、新設されました。冠動脈疾患や弁膜症などの心臓疾患、大動脈瘤などの大血管疾患、内臓動脈瘤や末梢動静脈疾患、慢性透析患者に対する手術治療を行います。
  2. 現在、当センターでは腹部大動脈瘤や末梢動静脈疾患、透析シャント作成に対して準備はできております。
  3. 循環器内科、腎臓内科と連携し、保存的薬物療法・血管内治療・手術治療などの治療を、患者さんの症状、病態や環境に合わせて適切に選択します。

    • 腹部大動脈瘤:腹部大動脈に動脈瘤が破裂すると命に関わります。人工血管置換術などの手術が必要となります。
    • 閉塞性動脈硬化症:下肢動脈の動脈硬化による狭窄、閉塞が生じると、歩行時の下肢痛(破行)、安静時痛、潰瘍形成などが生じます。大腿動脈の内膜剥離術やバイパス術が下肢虚血を改善するために必要となります。
    • 内臓動脈瘤:比較的稀ですが、しばしば破裂して見つかります。
    • 下肢静脈瘤:下肢のだるさ、腓返り、浮腫、瘤の形成などを生じます。血管焼灼術を施行します。
  4. 透析導入のシャント作成も行います。開心術に関しては準備中で、可及的早期に実現するため大阪大学心臓血管外科と協力しつつ努力しております。