整形外科

ロボティックアームの導入

当科は2023年6月より、人工膝関節置換術、人工股関節置換術にMako(メイコー)システムという手術支援ロボットを導入しました。皮膚の切開、軟部組織の展開は医師の手で行い、人工膝関節における大腿骨と脛骨の骨切り、人工股関節置換術における臼蓋を削る操作にこのシステムを用います。従来法よりも正確で安全な骨の操作が可能となりました。
先行する施設からは、この手術は術後疼痛の軽減と人工関節の長期生存を可能とするだろうとの報告が相次いでいます。
変形性膝関節症や変形性股関節症で、関節の軟骨が擦り減って強い疼痛があり、歩行に支障のある患者様は、整形外科医師にご相談下さい。

Stryker社製 Mako(メイコー)システム

実際の手術

ロボットアームを人間の手で骨表面まで
持って行き、骨切り位置・角度は精密機械が決定

青が骨のこぎりの位置、緑がこれから切る
骨を示しています